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公開・・・１９９２年
原作・脚本・監督・・・宮崎駿
プロデューサー・・・鈴木敏夫
音楽・・・久石譲
美術監督・・・久村佳津
背景・・・男鹿和雄
配給・・・東宝
制作・・・スタジオジブリ

管理人の独り言

裏話にもありますが、当初は日本航空のPR用として機内のみで上映する予定だったそうです。それがどんどん物語が大きくなっていき・・・全国ロードショーになったそうな。人は機内では軽い酸欠状態なので、そんな状態で観るにはちょうど豚くらいがいいんじゃないのってノリでできたみたいです(笑)。宮崎監督は飛行機好きでもあるみたいなので、自分の趣味を映画にしたとも仰っていますよね。

ポルコの飛行機を修理しているのが全員女性なのは、当時女性の社会進出が多くなってきた社会情勢を反映しているそうです。劇中でも印象的な飛行機の墓場のシーンですけど、これも映画の公開当時にアドリア海で内戦が勃発していたので急遽追加されたそうです。

ジーナとフィオ、恋の行方は？

ポルコがその後、ジーナとフィオのどちらを選んだのか？？？。紅の豚ファンなら誰もが気になるところではありますけど、劇中のラストにそのヒントが・・・・。

ラストシーンでフィオがその後を振り返るシーンの中に、ホテル・アドリアーノに横づけされたポルコの愛機らしきものが描かれています。

ジーナは劇中で「もしポルコが日中にここを訪ねてきてくれたらポルコを愛す」って言っていましたから、この恋の結末は・・・。

新エンジンは『GHIBLI』製？？

壊れた愛機をピッコロ社に持ち込むポルコですが、そこでピッコロの親父から新しいエンジンを見せられます。

この新エンジン、良く見てみると『GHIBLI』の文字が（笑)。ポルコはフォルゴーレと呼んでいましたけどね。ちょっとした監督の遊び心が垣間見れます。

制作裏話

当初は日本航空のPR用

おもひでぽろぽろが非常に長くてハードな仕事だったので、次は能天気なものをやろうと作られたのが紅の豚。原作は雑誌に発表されていた宮崎監督の漫画『飛行挺時代』。当初は日本航空の機内だけで上映される予定の映画だった。

趣味を映画に

宮崎監督曰く、「自分の趣味のために映画をつくっちゃった」。

マンマユート

劇中にもたくさん出てくる空賊のマンマユート。三鷹の森のジブリ美術館内にあるグッズショップの名も『マンマユート』なんですよ。宮崎監督のこの作品に対する愛着が感じられますよね。

キャッチコピー

「カッコイイとは、こういうことさ。」(糸井重里)

主題歌

主題歌　「さくらんぼの実る頃」
作詞 - J. B. Clement / 作曲 - A. Renard / 歌 - 加藤登紀子

エンディング・テーマ　「時には昔の話を」
作詞 / 作曲 / 歌 - 加藤登紀子

主な出演者(声優)

マルコ・パゴット(ポルコ・ロッソ)・・・森山周一郎
マダム・ジーナ・・・加藤登紀子
フィオ・ピッコロ・・・岡村明美
ピッコロのおやじ・・・桂三枝
マンマユート・ボス・・・上條恒彦
ドナルド・カーチス・・・大塚明夫
バアちゃん関弘子・・・関弘子
フェラーリン少佐・・・稲垣雅之
など

記録など

興行収入・・・約54億円
配給収入・・・約27.13億円
全国動員・・・304万9806人

モデルになったとされる街

イタリア・アドリア海